ニッキの和菓子と言うと京都のお菓子が思い浮かびますが、
大阪の堺市に400年もの歴史とともに人々に愛されている「八百源来後弘堂」さんという
伝統の和菓子屋さんがあるんです。
南蛮貿易が盛んだった時代に”東洋のベニス”と呼ばれ、商いで栄えていた堺市。
「八百源」の初代・八百屋宗源さんは堺で貿易商としても活躍されていて、
ヨーロッパや中国・ルソンから何百種もの香料・香木を輸入し、 その香料の中でも
肉桂(ニッキ)は香りもよく、珍重されていたそう。
そのニッキを用いて誕生したのがこの「肉桂餅」です