本を読むのって、好きですか?
30歳から40歳までは、床に就く前に本を読むのが日課でした。
しかし、40歳後半になると、雨の日や夜に読書をすると目が疲れるようになってきました。
これを老眼というのでしょうか・・・トホホ・・・
そんな訳で、本を読むことから遠ざかって久しかったある日、ある方から 「この本とてもおもしろかったから、読んでみない?」 と 大きな紙袋を手渡されました。
おもむろに差し出された袋の中を見ると、1冊の本の幅がかなり厚く、しかも、4冊も入っていました。
「えーーー!こんなにあるの!」 正直言って、4冊も読む自信はどこにもありませんでした。
でも、本を貸してくださる方は、人生の達人。
そんな方が読みなさいと言ってくださるには、それだけの理由があるはず!
そう思い「時間がかかるかもしれませんが、いいですか?」とお断りをいれ、お借りすることにしました。
その本が、“ 沙門空海唐の国にて鬼と宴す ” 夢枕獏さんが書かれた本でした。