何年前でしょう ”食べるラー油” が流行ったのは・・・
ブームの頃は、あれだけ色んなところがオリジナル商品を出していたのに、
最近は店頭からすっかり姿を消してしまいましたね。
実はブームの前から大、大ファンで使っていたのが、
食べるラー油旋風で一躍有名になった この「石垣島ラー油」 です
最初はシンプルにお豆腐にかけてみました 。
「うわー美味しい!」
いろんな料理に このラー油をかけると、自分では作り出せない ”絶品ごはん” に仕上がるんです。
これは間違いなく日本の新・調味料になるわ!って思いました。
その頃はまだ手に入っていたのに・・・
ブームが来てからは入手困難となってしまいました。
石垣島にある、お客様を満腹で笑顔にしてくれる 「辺銀食堂」ってあるのをご存知ですか
ご主人の辺銀暁峰さんは中国・西安生まれ、奥さんの愛理さんは東京生まれ。
そんなペンギン夫婦が、石垣島の自然や暮らしのリズム、穏やかに流れる時間、
そして、この島の 豊かなひとたちに魅了され、この地で暮らすことに…。
そして、「食べ物は命の薬(ヌチグスイ)」と伝える島のおじいとおばあの
言葉の意味を体感して、 あの絶品 ”石垣島ラー油” が生まれるんです。
ペンギン夫婦の食堂は本当にゆーったり
お客様がゼロでも、いつも笑い声がしていたそう
愛理さんは、島の人たちに、珍しいものやおいしいものを食べてもらいたいと、
いろんなトライをしたそうです。
そんな豊かな暮らしのある日、嬉しいニュースが・・・子ペンギンを授かるんです。
この二人の生き方、「ペンギン夫婦の作りかた」 というタイトルでモデルとなり、映画化されたんですよ。
鑑賞後の皆さんが、あったかーい気持ちになったり、結婚したくなったり、
家族に会いたくなったり、お腹がすいた~という人まで・・・。
そういうことで、私の愛してやまない ”石垣島ラー油”はとうとう 「幻のラー油」 となってしまいました。
ブームも去り、すっかり忘れていた今日この頃…見つけたんです!
「久しぶりー、会いたかったよ~!」
ということで 今、 我が家の調味量棚の一等地に 鎮座しております
最後にラー油にまつわるエピソードを。
大人気となった、このラー油のボトルの ラべル貼りをしている人の中に、
ケンカをしている人がいたそうです。
それを知った愛理ママ、いつからケンカしていたのかを聞いて、
すぐに作業をやめさせ、その人たちを家に帰らせました。
そして、なんとそのケンカしていた時期の商品を全て自主回収したんです。
ラー油に使われる材料は、島のおじいやおばあが、わが子のように大切に育ててくれたものばかり。
「ものすごく美しいダイヤモンドを汚れた紙で包んでいるのと同じ」
材料がかわいそうすぎる・・・と。
愛理ママは、おじいや おばあに申し訳ない気持ちでいっぱいになっそう。
児童心理学の世界でも、こんなことがあるそうです。
おかあさんが怒りながら料理を作った場合、
それを食べた子供は、苦く感じる。
穏やかな、やさしい気持ちで作ると、
子供はとってもおいしいと思う。
ケンカ事件も、これと同じことがいえる。
愛理さんはそう言ったそう。
石垣島ラー油の美味しさの説明は もういりませんね。
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