二日目に宿泊したホテルは 「ピタ マハ」
こちらもウブドにあります。
「ピタ マハ」 は、ウブドのスカワティ王家が経営されているヴィラ アンド リゾート。
1995年にオープンしました。
ロビーに入ると一面に広がる 森・森・森・・・
ここは、ウブドのチャンプアン渓谷を一望できる場所。
賑やかなウブドの通りから少し離れただけなのに・・・それにしても深い森!
圧倒されるほどの豊かな自然を前にして、暫し開放感に浸りました。
確か、プール付きではない方のヴィラを予約したはずでしたが、プール付きのヴィラにランクアップされていました。
プライベート空間を完全に保たれているヴィラ。
気品あふれる作りは、“さすが ロイヤルヴィラね!” と思わせてくれます。
お部屋のバスルーム、素晴らしいほど広くて贅沢な作りになっています。
壁は石が丁寧に積んであってね・・・しかも、半露天なのです!
その事に気づいたのは、翌朝でした。
というのも、お風呂に深夜入ったため、薄暗くて良く見えなかったからなのでした。
そして、このお風呂でとんでもない事件が発生したのです。
いざ、バスタブに入ろうとしたら・・・何ということでしょう!
お湯のはずが・・・水?!
慌てて飛び出してシャワーをかかろうとしたら・・・
シャワーまで、水なんです! 何と言うことだぁーーー!
もう最悪!!
ここは、バリ。
そう、熱帯のバリだから、風邪をひかなくてすみました。
だけど・・・だけど・・・日本人はやっぱり温かいお風呂でゆっくりしたーい!!
納得いかないまま、眠りにつきました。
翌朝、カーテンを全開にしてみると・・・目の前に広がる素晴らしい景色・・・
呼吸を止めてしまう程の美しさ!
思わず裸足で外に出てみました。
森から立ち上る朝靄は、まるでウブドの森が一斉に深呼吸しているみたい!
神秘的なウブドの森。
こんな朝を迎えられたら、心も身体も元気になるわね!
昨夜のバスタブ事件も、この景色を見たら全部帳消しになるわ!
部屋に戻り、バスタブの蛇口をひねると、ちゃんとお湯が出るではありませんか!
なんてラッキーなの!!
そうして、お湯につかりながらゆっくり考えました。
日本だと24時間、いつでもお湯がでるのは当たり前のこと。
でも、この当たり前が海外に行くとそうではない事に気づかされます。
パリのアパルトマンでも二人同時にシャンプーは出来ませんでした。
ここバリでも、宿泊客が一斉にお湯を使うとお湯が足りなくなってしまう。
でも、これがここでは当たり前のことなのですよね。
旅に出ると、いろいろな事に気づかされます。
視野が広がることは、本当に大切なこと。
バリの中でも、とっても神秘的な場所・・・ウブド。
一日どこにも出かけずに、のーんびりここで過ごすと、何か大切な事が見えてくるのかもしれません。