バリ島旅行記も、今日が最後になりました。
最後にご紹介する場所は、ここと決めていました。
海に浮かぶ幻想的な タナ・ロット寺院。
ここはウブドから約1時間、バリ島中部 タバナン県の海沿いにある、バリ ヒンドゥー教寺院です。
バリ島では、90%が バリ ヒンドゥー教なのだとか.。
バリ島の人びとは、信仰が生活の一部になっているかのように信心深いです。
車で移動している途中、幾度となく地元の寺院でのお祭りを見かけました。
丁度この日は、タナ・ロット寺院のお祭りの日でした。
タナ・ロット寺院は、16世紀にここを訪れたジャワ島の高僧 ダン・ヒャン・ニラルタが、神々が降臨する場にふさわしい場所として、ここに海の守護神を祭る寺院を建てるように村人にすすめたと言われています。
私はここに来て、空海を思い浮かべました。
空海も神聖な結界を張って日本を守ろうとした人。
ここタナ・ロット寺院も、高僧が結界を張っているかのようでした。
そして、ここは誰をもを受け入れてくれる、そんな大らかな優しい氣に満ち満ちていました。
バリ島は 「神々が宿る島」 と言われていたことが、ここを訪れて理解できたような気がします。
この島全体、何か神秘的なものに覆われているような感覚・・・。
それは、この島に住む人々の祈りなのか・・・精霊が住んでいるせいなのか・・・はたまた高僧が結界を張っているからなのか・・・
何かわからないけれど、とにかく強い氣を感じるのです。
昔、まだ私が小さかった時、夜になると暗闇に何かいそうで恐かった。
けれど、今の日本は夜でも明々しているから、得体の知れない物への恐怖がすっかり無くなってしまいましたよね。
ここバリには、まだ漆黒の夜があります。
今の日本で忘れかけられている、見えない物に対する畏敬の念を抱かせてくれる場所でもありました。