早春の香り  ~蓬入りおはぎ~

一昨日、母が蓬入りおはぎを作って持って来てくれました。

家族全員、母の作るおはぎは大好物。

特に、この時季の蓬入りおはぎは、絶品です!

蓬の香りが、早春の喜びを伝えてくれます。

 

 早春の香り  ~蓬入りおはぎ~ 2015-01 1

 

おはぎをほうばると、鼻から蓬の香りが、ふんわりと抜けていきます。

早春の香りが、心ときめかせてくれるの。

 

母はこのおはぎを作るために、蓬を里山まで摘みに行きます。

“どうして、こんなに遠くまで行くの? 近くでも蓬はあるじゃない?” って聞いたことがあります。

“だってね、あなた達に食べさせるのだから、里山の綺麗な空気の中で育った蓬で作りたいじゃない。”

 

“ご馳走” の語源の由来は、大切な人に食べさせるため、食材を買い集める為に走り回る という意味だとか・・・

母から、心を込めて作る事の大切さを教えてもらいました。

 

早春の香り  ~蓬入りおはぎ~  2015-01 2

 

早春のこの時季、土にしっかり根付いて、まだまだ小さな蓬の葉。

その小さな蓬の葉を、根っこを抜かないように、丁寧に丁寧に、はさみで摘み取ります。

里山の何とも言えない香り・・・澄み切った空気・・・

 

母も私も、蓬摘みが大好きです。

母は、蓬を摘みながらいつもこう言います。

「蓬はね、血を綺麗にしてくれるから、すごくいいのよ。

それにね、今の時期の蓬は生命力が強いから、身体にとってもいいのよ。」 って

母が教えてくれた、この無上の喜び・・・。

 

母に小豆の煮方を習って、何度も挑戦しましたが、母と同じ味になったためしがありません。

愛情がいっぱ込められた、蓬入りおはぎ。

いつか、母の味を受け継ぎたいな・・・。

 

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