老松 嵐山 「茶房 玄以庵(げんいあん)」

このたびの “週末 京都の旅” は、京都で大学生活を送っていた甥が プランを立ててくれました。

 

いつも私の旅は、あれこれと忙しく観光をするのではなく、その街の雰囲気を楽しんだり、

その土地の美味しいものや郷土料理を味わったり、素敵なところでお茶をするのが大好き。

 

「目的もなく、ぶらぶら歩く」

これが大好きな旅なんです。

それを知ってか、この日は ”嵐山のんびりお散歩プラン (ティータイム付き)” でした

 

 

お楽しみのティータイムは、京都の老舗和菓子店 「老松」

嵐山店には、「玄以庵(げんいあん)」という茶房が併設してありました

老松 嵐山 茶房「玄以庵(げんいあん))」

 

暖簾をくぐれば 上品なお菓子がずらり

老松 嵐山 茶房「玄以庵(げんいあん))」

老松といえば 夏みかんの中身をくり抜き、しぼった果汁と寒天を注ぎ込んだ「夏柑糖」 が有名ですね。

 

今日は 季節のお菓子「桜餅」とお抹茶を。

そしてお店の看板商品 ”本わらびもち” とほうじ茶のセット  を頂くことにしました。

 

老松 嵐山 茶房「玄以庵(げんいあん))」

桜の葉の香りは 春を運ぶ香り…そしてお抹茶のグリーンの鮮やかなこと。

旅で頂くものって、普段とは違った感覚で味わい深いですね

 

でも今回、感動したのは この琥珀色の ”本わらびもち”

 

老松 嵐山 茶房「玄以庵(げんいあん))」

まずひとつ黒蜜に付けて…「うわー!これ旨い!」 と甥の感嘆の声が。

 

どれどれ、きな粉に付けて頂いてみると…香ばしいきな粉に  じゃりっと粗めなお砂糖が

プルンとしたわらび餅にからまって、 なんとも絶妙な食感。

弾力がありながらも、この滑らかなのど越し・・・絶品です。

 

こちらのわらび餅、注文してから本わらび粉を練り上げるというこだわりよう。

本わらび粉で作った和菓子は大好きでしたが、作り立てってこんなに美味しいの!

 

”少し待ってもこの美味しさを頂く” この贅沢な時間がゆるり旅の醍醐味

 

「今まで美味しいと食べていたわらび餅、あれはいったい何の粉だったんだろう・・・」 とポツリ。

甥の舌がワンランクUPした体験でした。

 

こちらの本わらび餅、わらびの根から採取した 宮崎県産の本わらび粉を100%使用しているそう。

本わらび粉は、秋にわらびの根を掘り起こし 晒して製粉したもので、

7年ほどおいてから使う コクのある良質のでんぷんで、古代より食されてきたそうです。

 

嵐山に来たら “これを頂かずしては帰られない逸品” となりました。

 

 

嵯峨野の竹林の道をお散歩すると、竹の触れ合う音、隙間からの木漏れ日…

「あぁ、京都に来て良かった~」 と心から思いました

 

老松 嵐山 茶房「玄以庵(げんいあん))」

 

老松 嵐山  茶房 「玄以庵(げんいあん)」は こちら

LINEで送る

作成日:  | 作成者: yumi |  カテゴリー: 旅の記憶 | タグ: