忘れもしない2001年春、友人から携帯にメッセージが入っていました。
~もしも世界が100人の村ならば~ というタイトルでした。
すでにご存じの方も多いと思います。
これは、中野祐弓さんの翻訳で、2001年3月、世界銀行勤務時代の元同僚から中野祐弓さんに届けられたメッセージです。
このメッセージに心揺さぶられた中野祐弓さんが自ら翻訳し、発信されると、またたく間に日本中を駆け巡り、ムーブメントが広がっていきました。
あれから、早13年が過ぎました。
混沌とした世界がいまだに続いていますが、私の心の中に今も尚、このメッセージのあかりが灯っています。
~ もしも世界が100人の村ならば ~
もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで
全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるのでしょう。
その村には・・・
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます
52人が女性で
48人が男性です
70人が有色人種で
30人が白人
70人がキリスト教徒以外の人達で
30人がキリスト教徒
89人が異性愛者で
11人が同性愛者
6人が全世界の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調で苦しみ
ひとりが瀕死の状態にあり、ひとりは今、生まれようとしています
ひとり (そう、たったひとり) は大学の教育を受け
そして ひとりだけがコンピューターを所有しています。
もし、このように縮小された全体図からわたしたちの世界をみるなら
相手をあるがままに受け入れること 自分と違う人を理解すること
そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは、火をみるより明らかです。
また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。
もしあなたが今朝、目覚めた時、健康だなと感じることが出来たなら・・・
あなたは、今週生き残ることのできないであろう、100万人の人達より恵まれています。
もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩
あるいは飢えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・
世界の5億人の人たちより恵まれています。
もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を
感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら・・・
世界の30億の人たちより恵まれています。
もし冷蔵庫に食材があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら・・・
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福で
もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、家のどこかに小銭の入った入れ物があるなら・・・
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8パーセントのうちの一人です。
もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・それはとても稀なこと。
もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間、2倍の祝福を受けるでしょう。
なぜなら、あなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて
その上、あなたは全く文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです。
昔の人がこう言いました。
わが身から出づるものは、いずれわが身に戻り来る。 と
お金に執着することなく 喜んで働きましょう
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく 人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとく 自由に踊りましょう
誰も聞いていないかのごとく のびやかに歌いましょう
あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう
このメッセージを人に伝えてください。 そしてその人の一日を照らしてください。
アメリカの友人からのメッセージ 3.2001
作者不明 訳 中野祐弓