飯館村村長 菅野典雄氏は、毎月発行の広報に 「こころのぽけっと」と題して小文を書かれていらっしゃいます。
その一つが私の心に残りました。
~お金で「幸せ」を買う方法~
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ある方にこんな話を聞きました。
普通は 「幸せはお金では買えません」 と言いますよね。
でも実は、「お金で幸せを買える方法」 があるんですよ・・・と。
カナダで実験した例があるそうです。
学生さんをA班とB班に分けて両方にお金を渡し、A班には 「このお金を他人のためにだけ使うように」 そしてB班には 「自分の為だけに使ってください」 と指示を与えたそうです。
しばらくしてから、それぞれの 「幸せ度」 をチェックしたら、自分のためにお金を使った学生より、他人のためにお金を使った方が圧倒的に 「幸せ度」 が上がっているという結果が出たそうです。
普通、「幸せな生活」 は、「お金をたくさん持っていて、何不自由なく贅沢に暮らす生活」 のはずが 「他人の幸せ」 の為にお金を使った方が幸せを感じる程度が高くなるという話です。
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つまり、「他人を幸せにする」 ということは 「自分を幸せにすること」 とイコールであるということに他なりません。
そう考えてみると、世界の大富豪が他人のために寄付をするという話は良く聞きます。
また、寄付の習慣が根付いている国もあります。
特に、晩年に他人にお金を使う方は必ずといってよい程 「これからの若者を支援したい」 との思いが強くなるんだそうです。
今、私達は多くの方から 「いいたてっ子未来基金」 や 復興のためにということで 「ふるさと納税」 にお金をいただいています。
全て正に 「他人のために」 です。
その私達が少しでも 「幸せ」 を感じられるようにならなければなりません。
したがって、しっかり前を向いて復興に努めていく必要があります。
そして私達がさらに 「幸せ」 になるためには、「他の方」 や 「次世代」 にもお金を使っていく、あるいは 「惜しまない」 という考え方を持つ必要があるのだなと改めて考えさせられた次第です。
平成28年3月15日 飯館村村長 菅野 典雄
お金ってよく血液に例えられますよね。
全身に血液がさらさら流れていると、健康でいられます。
しかし、血液が滞ってしまうと、とたんに血液が汚れて病気になってしまいます。
お金も同じ。
少しでもより良い未来を子ども達に残す為、素敵なお金の使い方をしていきたいなぁ・・・。
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