ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイは、コロニアル調の歴史あるホテルです。
かの有名なチャップリンが、ハネムーンの時に選んだ名宿でもあります。
ハノイに滞在する時、クラッシックなこちらのホテルのラウンジで、お茶をするのが楽しみです。
格調高いこちらのホテルのスウィーツも、とても上品。
いつものように、このホテルに行きましたら、普段はゆったりしているラウンジなのに、この日はとても混雑していました。
ベトナムコーヒーと、何か甘い物がほしいことを係りの人に告げると、にっこり笑ってokと言ってくれたので、安心してくつろいでおりました。
ところが、20分待っても、30分待っても、来ません。
周りの方達のところには、とっくに運ばれているのに・・・
“ これはきっと忘れられているに違いない ” と思い、スタッフを呼びました。
すると、アオザイを着たスタッフの女性が、流暢な日本語で“ お客様は、日本の方ですか? ”と話しかけてくれました。
注文したものがこないことを告げると、“ 申し訳ありません。ただいまお持ちします。 ”と丁寧な対応ですぐ持ってきてくれました。
そして、感動したのはここからなの!
支払いに行ったとき、先ほどの女性が私を待っていてくれて・・・“ 先ほどは、大変失礼しました。 チョコレートはお気に召していただけましたか? 私達は、日本のお客様には、特に親切な対応をするように教育されています。 ですから、本日のお支払は結構です。 ”と言われたのです。
えっ? どういうこと? えーーーー!
予想だにしていなかったので、慌てて、“ 私は十分堪能しましたから、お支払します。 ”と言うと
彼女は、“ 本日は結構です。 ハノイにいらっしゃる時は、是非またお越しください。 ”と言われ、お見送りまでしてくださいました。
申し訳ないやら、でもこんなに親切にしていただいて、嬉しいやら!
今度は、絶対に、絶対に、泊まります! と誓ったのでした!