今日は、久しぶりに母のレシピ kimie’s recipe のご紹介です。
母のレシピの中で、この「栗の渋皮煮」は、私のお気に入りの一つ。
市販で売っている栗の渋皮煮は、どうも甘くて好きになれないのですが、母のレシピは
程よい甘さで美味しいの。
栗の渋皮煮は、焦ってするとせっかくの栗が割れてしまったり、残念な結果になるので、
ふだんよりもゆっくりと、丁寧に渋皮を剥いていきましょう。
一度経験されると渋皮を剥く作業も、病み付きになるほど面白いものですよ。
栗は大好きなので、栗の時期が終わるかと思うと名残り惜しいです。
来年、是非、渋皮煮にチャレンジしてみてくださいね。
それでは、レシピです。
栗の渋皮煮
材料
・ 栗
・ グラニュー糖 栗の重さの60%~70%
・ 水 栗が被るくらい
・ タンサン 栗1キロで大匙1杯くらいが目安です
作り方
1 皮がついたままの栗の重さを計ります。
この栗の重さの60%から70%がグラニュー糖の量になります。
2 沸騰したお湯の中に栗を入れ、20分くらい漬けておく。
ここは、あくまでも漬けておくだけで、煮ませんからご注意ください。
そうすると、栗の皮が軟らかくなり剥きやすくなります。
3 栗の鬼皮を包丁でとりましょう。
鬼皮を剥いても、栗の皮はまだまだついています。
ここでは、無理をせず、取れるだけとりましょう。
4 鍋に栗が浸かるくらいの水を入れ、15分くらい煮ます。
必ず、水から煮てくださいね。
この時、強火で煮ると、栗が割れてしまいますから、中火で様子を見ながら
しましょう。
5 15分経ったら、水を捨て、水に漬けながら栗 の皮を丁寧に剥いていきます。
母は、栗の皮むき器を使いますが、私は持っていないので、ひたすら
手で丁寧に剥きます。
これを、3回繰り返します。
栗の皮は、ひつこいので、剥いても剥いてもなかなかとれません。
栗が出ないように、慎重に皮を取っていきましょう。
面倒臭いからといって、ここで手を抜くと美味しい渋皮煮はできません。
頑張りましょう! もうひとふんばりです!
6 4回目に水の中にタンサンを入れ、よく溶かしてその中に栗を入れて15分煮ます。
15分経つと、水が真っ黒になります。
その水を全部捨てて、水を出しながら栗の渋皮をひたすら丁寧にとっていきます。
これが、栗の皮を取る最終段階なので、ここは丁寧にとりましょう。
7 水を変えて、その水の中にグラニュー糖を入れ、栗を入れて
20分から30分くらい煮ます。
この時も、火加減に気を付けてくださいね。
あまり強火だと、栗が割れてしまいます。
中火から弱火で、様子をみながら煮てください。
8 鍋の中で粗熱がとれたら、容器の中にいれて保存します。
出来立てを食べると、まだ渋いのですが、冷えると渋さは抜けてコクに変わります。
なかなか手間がかかる栗の渋皮煮ですが、この手間が吹っ飛ぶくらいの美味しさに
来年も、またがんばるぞーーーー!と思ってしまう一品です。
当分、栗のスパイラルから抜け出せそうにありません。
是非お試しあれ。