あきらめかけた先の光

これは、私達に起きた、奇跡のお話しです。

少し長くなりますが、どうか最後までお付き合いくださいね。

 

2015年、私達は1ヵ月間、南仏生活を楽しみ尽くしてきました。

この大切な記憶を残したいと思い、「30日のプロヴァンス」を、自費出版しました。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-01

 

 

そして、今年、2017年。

私達の夢は更に広がり、今度はバリ島に関する本を出そうと計画していました。

 

ただし、次に本を出すのなら、本の制作費・書店への営業を

出版社が負担してくれるという、商業出版にしようと決めていました。

商業出版は、かなりの狭き門。

もちろん、著者ならみんな目指しますが、厳しい世界です。

でも、折角丹精込めた本だもの、次こそは本屋さんに並ぶ本を作りたくて。

 

さあ、夢に向かって努力あるのみです。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-02
私達を応援してくれている方から、書籍出版コーディネーターの

小山社長を紹介して頂き、本の企画書を提出しました。

もちろん自分達のワクワクする企画です。

 

ところが・・・

 

「今や情報は、ネットやSNSの時代、旅本、食べ歩き本は売れませんよ。」

小山社長から、ばっさり!

得意な分野を絶たれ、先が全く見えなくなってしまいました。

 

それから、迷走の時間は、ずっと続きました。

何度書き換えても、ピンとこない・・・商業出版の難しさを、思い知らされました。

 

そうして、これならいける!という企画書がやっと出来上がり、

それを持って小山社長が、何十社も出版社に打診してくださいました。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-03

 

1週間経ちました・・・来るよ~、小山さんからメール来るよ~!

2週間経ちました・・・出版社の方も忙しいからね~。そろそろメールが来てもいい頃よ。

どこまでも能天気な二人。

 

3週間経ちました・・・こんなに返事が無いのは、出版社の反応が無かった、ということよね・・・。

そして、とうとう1ヵ月が過ぎました・・・全然返事が来ない‼

 

あきらめかけた先の光 2017-09-04

 

商業出版って、本当に難しいんだね・・・。

ようやく気付く二人。

 

私達は、すっかり意気消沈していました。

今までの気合いは、もはや風前の灯・・・

シュルシュルと空気が抜けた風船のように、やる気も抜けていったのです。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-05

 

そうして、2ヵ月たった頃、私達は本の話題をすっかり口にしなくなっていました。

 

忘れもしない、yumiちゃんの誕生日の夜。

小山社長から、突然メールが入ってきたのです!

 

「みらいパブリッシングの社長にこの企画書を見せたら、会ってみたいと言われたのですが、どうしますか?」

 

二人とも、すっかりやる気スイッチが切れていましたから、初めはピンときませんでした。

でも本当は分かっていました、「流れにのる」ということを。

今まで、それを一番大切にしてきたから。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-06

 

切れていたスイッチを再びONにして、私達は東京に行くことにしたのです。

そうして小山社長と3人で、みらいパブリッシングの松﨑社長にお会いしました。

 

自費出版した「30日のプロヴァンス」は、二人の夢を実現するためのパスポート。

だから、今回も私たちの表現を伝えるため持参しました。

 

今日は、バリの企画の打ち合わせです。

それが会議の間、ずーっとこの本に見入っていらっしゃった社長さんが、

ポツリとこう言われたんです。

 

「僕、この本好きだなぁ。なかなかいい本ですね。 写真も綺麗だし、

いやー本当に美味しそうだね。」って。

 

プロの方からのこんな最高のお言葉が聞けるなんて!

二人とも、今日はもうこれで帰ってもいいくらいの満足感でした。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-07

 

そして、奇跡が起きたのです!

 

「この本、出版しませんか?」

ええー! 椅子からひっくりかえりそうになりました。

大きく目を見開いた顔を お互い見合わせてもう一度、ええー‼

 

「バリ島の本の前に出しましょう! 今年の8月くらいをメドに、バリ島は12月に出しましょう!」

なんと、こうして一気に2冊の出版の運びとなったのです。

 

さらに、こんな嬉しい事も言ってくださいました。

 

「本はね、あなた達が書きたい!と心から思う本を出しましょう。

そんな本じゃないと、読者に伝わりませんから。

とにかくあなた達が楽しみながらやってくださいね。」

 

あきらめかけた先の光 2017-09-08

 

素敵な社長さんでしょう!

こんな社長さんに繋いでくださった出版コーディネーターの小山社長が、後でこんなお話しをしてくださいました。

 

「何十社出向いても、なかなかいい返事がもらえなかったんだけど

いつもあなた達の企画書は、持ち歩いていたんだよね。

ある時、別件で頼まれていた企画書を持って松﨑社長に会いに行った時、

ふと思ったんだよ。

もしかしたら、あなた達の企画書は松﨑社長ならわかってくれるかも・・・ってさ。

いやー、びっくりしたよ。ミラクルが起きたね!」 と。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-09

 

こうして「30日のプロヴァンス」が認められ、この度みらいパブリッシングさんから

書籍化されることになり、みらいパブリッシングより 「女二人旅」シリーズとして装いを新たに

誕生しました。

 
あきらめかけていた先の光 2017-09-10

 
思えば3年前の12月の最後のブログです。

 

「2014年も、今日で終わり。

一年の終わりに、今後の私達の人生をより素敵にする為の大切な作業を行いました。

その大切な作業とは・・・「夢を叶える為の宝地図」 を作る事!
”夢や目標は、それをビジュアル化する事で潜在意識に入り、それを達成した時の感情も味

わいやすくなるので、実現しやすくなる ”

ということを信じて、夢の写真にこんな文を付けました。
【ひと財産】
【自分たち の得意な分野で努力し、発信していくうちに、才能溢れる人達が
寄ってきて、自分たちの予想もつかない、大きな流れに乗っていく】

 

【yayoiとyumiの才能を認めてくれて、やりたい事を全面的に支援してくれる、
すでに成功された豊かな人が現れる】

 

【ひと財産を手にした暁には、福岡県の「茶房わらび野」のような、人々が心から

癒される絶景のカフェを作る。

そこではありえないようなアーティスト達が来てくれて、音楽で癒されたり、

人々が喜んでくれるようなイベントを開催する。】

 

暮れも押し迫るこの気忙しい時に、大興奮で夢の写真を貼る我が家からは、
女子校生のような黄色い声や笑い声が・・・。

そし て素敵な宝地図が、完成しました。

 

あきらめかけていた先の光 2017-09-11

 

今出版を目前にして、「信じられない!いや、心の奥の奥は信じてたよね!」

と、感謝の思いいっぱいで準備しています。

 

私達は、最高のパートナーだったからこそ出来たのです。

自分の持ってるものを最大級に出し合ったから、

夢のようなことが現実になったのでしょう。

 

奇跡のカードは、どんな人の中にもあります。

貴方も、私も、みんな持っています。

一番必要なのは、ちょっとの勇気。

だからチャンスが来たらためらわないで、勇気をもって進む方へ!

 

 

あきらめた先の光 2017-09-13

 

 

追記

今まで、自費出版の「30日のプロヴァンス」を可愛がり、応援して下さった皆様に

感謝の気持ちでいっぱいです。

心から、ありがとうございました。
プロの手に委ねるとどう変わったのか・・・ぜひ本屋さんで新しい本に出合ったときは

ご覧になってみてくださいね。

そして、これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします。

 

あきらめかけた先の光 2017-09-12

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作成日:  | 作成者: yayoi |  カテゴリー: 心のメモ帳