自分の内側に意識を向ける

もう何か月も前のこと、Eテレの  “100分で名著”  と言う番組で、「般若心経」 をしていました。

そこに、玄侑宗久氏が出演していらっしゃって、こんな事をお話しされていました。

 

「自分の意識が今ここだけにいる。 極めて覚醒しているのに、何も考えていない時間・・・命そのものになれる。」

「“私“ が消えたほうが、本来のびのびできる。」と。

 

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photo credit: Alexey Kljatov via photopin cc

 

ここで言う、“私が消える” とは、“私” を通して考える、さまざまな観念や概念を除けるといった意味だと思います。

 

私達は、言葉を覚えることによって自分を形成してきました。

そして、私達がまだ幼かった頃から、両親や、学校の先生や、周りの大人達から教えてもらった知識や、価値観も、同時に植えつけられてきたのです。

それは、自己形成にとって、とっても必要な事ですが・・・

 

しかし、ここでちょっと考えてみてくださいね。

もし、他の誰かの価値観や信念を植え付けられたまま、その事に気づきもせず、そのまま人生を歩んで行くとしたら・・・

それは、本来の自分(魂) が欲している方向へは、決して行かれないかも・・・

それは、もったいないこと。

 

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photo credit: AMagill via photopin c

 

言葉には、限界があります。

頭を使わずして判断すること・・・

それは、知識ではなく、直感や感性に従って判断すること。

そのことで本質を見抜く事ができ、脳の力を最大限に引き出すことができたなら・・・

新しい可能性が生まれるかも ねっ!

 

海外に行くと、不思議な感覚に陥ることがあります。

私は英語が堪能ではありませんから、海外に行くと自分が知っている限りの英語を駆使し、相手に想いを伝えようと努力をします。

でもね、そもそも英語が堪能ではないので、言葉で伝えようとしても限界があるわけです。

頼りになるのは、自分の直感と感覚のみ!

こんな時、閃いてくれる時があってね・・・一瞬ですが・・・

そんな時の感覚が大好きなの。

 

日々の忙しさに追われていると、そんな事は考える暇もなく、ただ目の前の事に追われる日々に精一杯・・・なんて事も多々ありますが・・・

たまには、ちょっと立ち止まって、自分で自分を縛っている 「信念」や 「概念」 は一体どこからきているのか・・・

お茶でも飲みながら、じっくり自分の内側を見つめてみるのもいいかも。

 

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作成日:  | 作成者: yayoi |  カテゴリー: 心のメモ帳