先日、夕方のテレビニュースをつけながら、夕飯の支度をしていた時のことです。
ふいに耳にした、素敵なお話し。
思わず、夕飯の支度の手を止めて、ニュースに見入っておりました。
このニュースを見ていらっしゃった方も多いのでは?
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主人公は、30代の男性。
その方は、東北大震災で親友を亡くされて、幾日も、心にぽかんと大きな穴が空いた状態だったとか・・・
でも、震災に遭われた方達のことを思うと、いてもたってもいられなくて、休日には震災に遭われた方達のお手伝いに行っていらっしゃったとか。
幾日も幾日も、休みの度にお手伝いをしていたとき、ふとこう思ったそうです。
“ こんなに頑張っている人達のために、自分が何かしら応援してあげることは、出来ないだろうか・・・” って
それで、思いついたのが、応援団を作るということだったの。
彼は、早速、志を同じくする人達を募集しました。
そうすると、あっと言う間に、この熱い志の仲間が集まったそうです。
応援団・・・そう!学ランを着て、高下駄を履いて、旗をかかげて “ フレーフレー ” って言う・・・あの昔ながらのスタイルの応援団!
初めは、東北大震災の被害に遭われた学校を回ったり、商店街を回って応援をされていたとか。
応援している所を放送されていたけれど、全身全霊で大声をあげて応援する姿は、見ている人達の胸を熱くしていきます。
この活動をしていると、大勢の方達が “ あなた達から、勇気をもらいました ” と、声をかけてくれるとか。
そのことが、彼らの活動の励みになり、一段と頑張る事ができるそうです。
応援される側と、する側、共に喜びのエネルギーを交換しているのですね!
そして、ちょっとづつ活動範囲を広げて、病気で苦しんでいる方達を励ましたいと、病院にも出向かれていました。
そしてね、なんと・・・なんと・・・凄いことになってしまいました。
日本とフランスの文化交流のため、彼らの応援団がパリに招かれたんです!
パリで応援を披露された映像がありましたが、言葉はわからなくても、ちゃんと気持ちがフランスの人達にも、伝わっていました。
初めは自分ひとりの思いつきで始めた事が、こんなにも大きな輪が出来て・・・しかも、世界中の人達を幸せにするお手伝いができるなんて・・・
なんて、素敵な事なんでしょう!
彼らの活動を見て、マザーテレサの言葉を思い出しました。
“ 大切なのは、どれだけたくさんの事や偉大な事をしたかではなく、どれだけ心を込めたかです。”
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