今日のタイトルを見て、「あれ・・・この言葉知ってる。」 と思われた、貴方!
すでに、この映画をご覧になられていますね。
この映画のタイトルは、 「きっと、星のせいじゃない」
なんて、ロマンチックなタイトルなの!
私は、去年の10月、オランダからの帰りの飛行機の中で、この映画を見ました。
この映画は、忘れかけていた大切な事を思い出させてくれました。
主人公は、不治の病にかかった若いカップル。
こう言うと、なんだか号泣必至の映画かしら?・・・なんて思いませんでしたか?
予想を裏切って、ごめんなさい。
この映画、“命” をテーマにしているのに、全くジメジメしていないのです。
それどころか、映画を見終ると爽やかな風が通りぬけたような、そんな気持ちになりました。
この映画、18歳の若いカップルが主人公なんですが、二人ともなんだかとっても大人っぽい考え方をしているの。
それに、所々に哲学的な言葉がでてくるのも、更にこの映画の深みを増しています。
映画の中で、こんな素敵な言葉と出会いました。
「0 と 1 の間には、無限の数字がある。
0.1、 0.12、 0.112・・・・・・・。
0 と 2 の間には、もっと大きな無限がある。
与えられた以上の数を、私は手にいれたい。」
0 から1 というと、あたかも1つの数しかないようにみえるけれど・・・
実際には、0.1、 0.11、 0.111 と、小数点を連ねていけば無限に数字があるのよね。
そこには、限りない程のミクロの宇宙が広がっているわ。
そんな考え方って、おもしろい!
そういうふうに捉えると、逆に私達には限りある時間が与えられているという事に意識を向けられると思うの。
そんな事を意識して生きていないと、つい日常の生活の中で忘れてしまっているの・・・悲しいことに。
本当は、とっても大切な事なのにね。
でも・・・限られた時間の中でさえも、無限があるということなのよね!
この事を意識するだけでも、世界は違ってみえるはず!
人は何年生きたかではなくて、どのように生きたか・・・それが大切よね。
それから、思いっきり “今” を生きる事が大切なのよ!
そして・・・私も貴方も、同じ星の元・・・同じように大切な1日が与えられているんだわ!
追記
若い二人が、作家さんを訪ねてアムステルダムへ旅にでるのです。
アムステルダムの街の景色と二人が溶け合って、一層きらきらと輝いて見えてね。
その光景が、切ないほど美しかったわ。
命の輝きを感じさせてくれた、素敵な映画でした。
「きっと、星のせいじゃない」 の公式サイトは こちら