母からもらったバナナの木の繊維で編んだカゴバックが、とうとう破れてしまいました。
このカゴバック、かれこれ30年以上は使っていたのですよ。
とっても愛着を持っていたので、穴が空いたところを補修しては使っていたのですが、とうとう寿命が尽きてしまいました。
カゴバックに憧れをもったのは、ジェーン・バーキンが出ていたフランスの映画を見てからなの。
たしか、アラン・ドロンも出ていたと思うんだけど・・・古い映画なので、もうタイトルは忘れてしまいましたが・・・
その時のジェーン・バーキンが持っていたカゴバック・・・確か、籐で編んだカゴバックだったと思うんだけど、それが彼女のイメージにぴったりで、本当に素敵でした。
ジェーン・バーキンと言えば、エルメスのバックを想像する人がほとんどでしょう。
私にとっては、ジェーン・バーキンといえば、断然、カゴバックなんです!
エルメスのバーキンは、エルメス社の社長が、偶然飛行機の中でジェーン・バーキンと隣合わせた際、籐のカゴバックの中にいっぱい荷物を詰め込んでいるのを見て、何でも入れることが出来るバックを彼女に贈ったのが始まりだとか。
たしか、オードリー・ヘップバーンもカゴバックが大好きで、冬に毛皮のコートを着て、カゴバックを持っていた写真を見たことがあるのよね。
子ども心に、“ なんて、おしゃれなんだろう!” と、わくわくしながら写真を見ていました。
カゴバックって、夏というイメージがあるでしょう!
いえいえ、冬でも持ってくださってOKです。
冬には、毛皮の小物をつけたりして、素敵にアレンジして持ってくださいね。
フランスでは、マルシェにお買いものに来ている方は、男性も女性も、カゴバックを持ってお買いものされています。
それが、何とも、おしゃれなんですよね。
そういえば、私がまだ小さかった頃、母や祖母も、自分のお気に入りのお買い物カゴで、お買い物に行っていましたよね。
そう、まだプラスチックとかビニールとか、そんなに出回ってない時代・・・
今思うと、素敵ですね。
そんな素敵な時代が、もう一度来ないかな・・・