kimie’s recipe ~蕨のあく抜き~

二十四節季の清明節を二週間過ぎると、穀雨になります。

四月二十日頃が、ちょうど穀雨の頃。

 

万物の成長を促してくれる、この頃。

山がもりもりと成長して来て、木々の緑も一段と冴えてきます。

自然が、一番輝く時期です。

 

山のご馳走、山菜も伸び伸びと日毎に成長しているはず。

 

今日は、案外知っているようで知らない方が多い、蕨のあく抜きの方法をお教えしますね。

 

kimie's recipe 蕨のあく抜き 2018-05-1
photo credit: TED_KANAKUBO Warabi via photopin (license)

 

 

母から教わった、蕨のあく抜きは、本当は藁灰が一番いいのです。

でも、なかなか藁灰は手に入りませんよね。

 

ご安心ください!

そんな時でも、綺麗に仕上がる方法があります。

 

それでは、kimie’s recipe  ~蕨のあく抜き~を始めましょう。

 

kimie's recipe 蕨のあく抜き 2018-05-2

 

1     まず、蕨をボールに入れます。

 

kimie's recipe 蕨のあく抜き 2018-05-3

 

2     蕨の上から重曹を振りかけます。

 

kimie's recepi 蕨のあく抜き 2018-05-4

 

3     その上から、熱湯を掛けます。

熱湯は、蕨が隠れるくらい。

熱湯がすっかり冷めるまで、そのまま一晩置いてください。

 

kimie's recipe 蕨のあく抜き 2018-05-6

 

4     熱湯がすっかり冷めると、こんな風に蕨の色が鮮明になってきて

お湯がすっかり黒くなります。

そのお湯を捨てて、いっときお水にさらしましょう。

 

これで、蕨の下ごしらえは完了です。

 

母がよく言っておりました。

 

はじめは、蕨のあく抜きは、煮ていたそうです。

でも、煮ると、わらびがずるずるしてきて、お湯をかける方法に行きつくまで

随分と研究したらしいのです。

 

母のお蔭で、こうして、いとも簡単に綺麗な蕨にありつけるのですから、

全く母の知恵にはかないません。

 

 

追記

 

このあくを抜いた蕨を、是非、お日様に当てて乾燥してみてください。

これも、母から教わったのですが、お日様に当てた蕨を冷凍庫に入れて保管すると

長く持ちますよ。

 

その乾燥蕨は、炊き込みごはんや、お寿司に混ぜると、何ともいえない

美味しさです。

春のご馳走に、いかがでしょうか。

 

お試しあれ。

 

kimie's recepi わらびのあくぬき 2018-05-5
photo credit: TED_KANAKUBO Warabi via photopin (license)

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