創業は 江戸時代末期の安政3年。
幕末の争乱、戦時中の強制疎開と 幾度も荒波を乗り越えながら、
今日まで暖簾を守り続けられている 京都の老舗 「満月」
そう、満月の名をゆるぎないものにしたのは、2代目が作り上げた 「阿闍梨餅」
京都のお土産では定番ですね。
似たような商品はありますが、これを頂くと 「あ~やっぱり美味しい」 と思うんです
「1種類の餡で1種類の菓子しか作らない」
ひとつのお菓子のために、素材や味のバランスなど全てを注ぎ込むそう
そのため満月さんでは、4種類のお菓子しか作られていないんですよ。
そして、もう一つのこだわりは・・・
「材料の質は落とさず、値段は極力上げないよう努める」 こと
確かに、この味で このお値段は正直びっくりです。
先代は生粋の職人肌で、人を雇って働いてもらうのが 不得意だったんですって。
そのため、商品の種類は少ないのに、労力不足は いつも深刻な問題。
そこで…味に影響がないところを、職人技を再現することを第一条件として、
早くから機械化を導入されたそう
当時莫大な資金が掛かったことでしょうね
“やるべき事を正確に選び、それをスムーズにやり遂げる為の効果的なしくみ”
素晴らしい! この時代に 「エッセンシャル思考」 をされていたのね。
その思い、現在もちゃんと伝わっていますよ。
先日行った三越日本橋店でも、1個売りされていた阿闍梨餅コーナーの
皆さんのカゴの中は盛り盛りでしたよ。
「満月」 阿闍梨餅は こちら