今日は、永遠の憧れ オードリー・ヘップバーンのお話しです。
オードリー・ヘップバーンの成功を、ファッションから支えたデザイナーと言えばこの方。
ユベール・ド・ジバンシィ。
映画「麗しのサブリナ」のドレスをジバンシィが担当した時からオードリーがこの世を去る日まで、二人はずっと固い友情で結ばれていました。
1953年 パリのジバンシィのメゾンにオードリーが訪れたのは、彼女が24歳の時。
映画「麗しのサブリナ」の中で着る、ドレスを仕立てる為でした。
その時、ジバンシィは会社を設立したばかりの26歳の青年でした。
ジバンシィはヘップバーンのドレスを作るときいて、キャサリン・ヘップバーンが来るものだと思い大変喜んでいたのだとか・・・
しかし・・・彼のメゾンに行ったのは、キャサリン・ヘップバーンではなく、やせっぽちのオードリーだったのです。
当時、キャサリン・ヘップバーンは押しも押されぬ大女優でしたから、ジバンシィが落胆したのも想像がつきます。
何せオードリーは駆け出しの新人でしたから、無理もない事です。
しかし、オードリーがジバンシーのドレスを試着すると、見事に着こなしていたのに彼は大層驚いたそうなんです。
依頼、ジバンシィのミューズはオードリーになりました。
オードリーの映画でジバンシィが衣装を担当した映画は、8本にもわたります。
こちらは、映画「パリの恋人」の中で、オードリーが着たウェディングドレス。
可憐なオードリーの魅力を、尚一層引き立たせてくれているバレリーナ風ドレス。
オードリーってハリウッドの女優さんなのに、どこかしらパリの雰囲気を纏った女優さんですよね。
1954年 12歳年上のメル・ファーラーと結婚した時のドレスも、もちろんジバンシィのデザインでした。
そして、ジバンシィの作品で忘れられないのが・・・
映画「ティファニーで朝食を」のこちらのドレス。
華奢なオードリーの身体を、エレガントな大人の女性に仕立ててくれるこのブラックのドレス。
ため息が出るほどお似合いです。
シンプルな直線裁ちのドレスだからこそ似合う、ゴージャスなアクセサリー。
この時代の女優さんのファッションは、女性を美しく輝かせてくれる永遠のバイブルですね。
追記
人生において、誰と出会うかは本当に重要ですよね。
ジバンシィーとオードリーのように、お互いを高めあえる友人は人生を豊かにしてくれる宝ですね。