昔はマフィアの傘下にあったラスベガスのカジノでしたが、
今では完全な会社経営として運営されて、
”クリーンな街、ラスベガス”としてのイメージを高めているそう。
日夜 巨額のお金が動くので、そのセキュリティの高さは半端ではないんです。
カジノでは至るところに監視カメラが取り付けられていて、
カジノとお客様双方の安全を守られているので、
「世界で一番安全にギャンブルを楽しめる街」としても有名です。
カジノをやらない私でも、ここは安心してカジノの雰囲気を楽しめます。
中でも高級なファブリックを惜しげもなく使用した、ホテルべラージオの空間は大好き。
どこのホテルも、必ずカジノを通らないとお部屋へは行けないのだけど、
カジノ内はいつも音楽が流れいて、そのべラージオの音楽のチョイスの素晴らしいこと!
きっとそれぞれの時間帯に合わせて考えられているんだろうなあ。
そこをを通るとき気分がノリノリになったり、
待ち合わせの時にジーンときたり…。 とにかくナイス曲ばかり。
カジノを通るのが大好きでした。
いったい誰が選曲しているんだろう・・・
そんなお話をしたら、すごく興味深いお話を教えてもらいました。
BGMのコンサルティングとして世界で活躍している音楽プログラマーの彼らは、
人は音楽を聴くと思っているが 実はそれに注意を払わないよう、と考えているそう。
人々が音楽に気づき、なぜ音楽が流れているのか考えて欲しくないのだそう 。
つま先や指で調子をとり、微笑み、口ずさむ。
それが彼らが望んでいる音楽に対する反応の仕方なんだと。
そう! カジノにいる人はみんな無意識に音楽を体で感じていたわ。
カジノは私たちの気づかない細部まで計算されている世界なのね。
人々をいかに長くカジノで遊んでもらうために、(寒すぎですが・・・)涼しさ、
酸素を利用した空気、 一定の照明、時計が無いこと、そして音楽が存在するのだそう。
そしてこんなことも・・・
カジノは決して一つの世代だけに迎合しているわけではない。
だからシカゴやローリング・ストーンズのように、最近の若者から60代の人たちも知っているような、
みんなが知っていて心地よい歌こそが、 人々をカジノにとどまってもらう最大のものだとか。
もし、ここに突然中米の民族音楽が演奏されたら、きっと立ち去ってしまう。
あまりこむずかしく、 といってカントリーミュージックのように、
田舎っぽくもないようにしなければならないそう。
さもないと主流の人たちを追い出してしまうことになるからですって。
ここはラスベガスのカジノ、近所のバーやバーガーショップの音楽じゃない。
ここではクラシックなロックとソウル、80年代と90年代の
トップ40のヒット曲によって満たされるのですって。
面白い!なるほどー。
ホテルによってもさまざま。
優雅で高級志向をコンセプトにしたホテルにはオペラが流れていました.。