LAGUIOLE (ラギオール)のカトラリー

私のお気に入りシリーズ

今日はカトラリーの紹介をさせて下さいね。

ミツバチマークのカトラリー フランスを代表するLAGUIOLE(ラギオール)です

ソムリエナイフは業界の憧れの逸品

 

出会いはフレンチのお店で メインのお肉料理を頂いたとき

”すぱーっ”とした切れ味に感動! デザインもいい!

ドイツのゾーリンゲンと並ぶ名品ですが 今回はこちらに軍配が上がりました

ラギオール

 

 フランスでは星つきレストランはもちろん、ビストロやブラッスリーでも

ラギオールナイフを使用しているお店がほとんどです

 

私の腕でソテーしたお肉も ラギオールのおかげで3つ星レストランに変身してくれます

視覚から入る力は大きいですね♥

 

このたび改めて調べてみるとこんなことが書いてありました

 

1840年頃 ライヨールという村で 素晴らしい職人さんの技と 上質な素材で

伝統となるナイフが作られていました

洗練されたデザインで  順調に職人やアトリエの数を増やしていったのですが…

世界大戦で ライヨールの職人達の多くが 戦争で死を遂げてしまいました。

 数十人の名工達が 自身の存亡を賭け 故郷のライヨール村を捨てて大移動、

オーヴェルニュ地方 ティエールという地に居を移し 工房を再構築しました

 

ラギオール

 

オーベルニュ人は ひと旗挙げようとパリに出稼ぎにやってきて カフェをオープンさせたそう。

そのときに 故郷のナイフとフォークをカトラリーとして使用したのです

19世紀になると、パリは外食文化の発展の真っ只中 次々にOPENするレストランやカフェで

この素敵なフォルムと上質なカトラリーは 瞬く間にパリジャンの脚光をあびたのです。  

そのとき(ラギオール)という発音で呼ばれたそうです

 

こんなこぼれ話を見つけました

 ラギオール

ラギオールのシン ボルのみつばちは ひとつひとつ後付け溶接となります

強いショックなどを与えるとマークの蜂が取れてしまいます

この村のキッチンでも、蜂が取れたナイフを よく見かけたりします

溶接し直したり 新しい物へ交換すればよいのに 蜂が外れたナイフを 使い続ける祖父母に

「どうして?」と訊いたら…

おばあちゃんは

「群れを外れた蜂は 必ず 甘い蜜を携えて仲間のもとに帰ってくるから  これはこれで縁起がいいのよ」 と・・・・。

物を大切にするということ、エスプリを利かした発想の エピソード

取れたミツバチは (お守り) としても地元の人々に愛されています

 

ラギオール

 

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