日本に帰ってきてまず最初に感じた事は、野菜の味の違いでした。
日本で買っていた野菜と、エクス・アン・プロヴァンスのマルシェで買った野菜は、同じ種類の野菜でも、全くの別物といった感じです。
マルシェで売られている野菜の味が濃い事といったら!
採れたての野菜の新鮮さが、味と香りに出ていました。
今まで 「美味しい!」 と思って日本の野菜を食べていましたが、帰ってみると急に何だか抜けたような味と香りに感じられて・・・びっくりしました。
たとえば、セロリですが・・・
日本に帰ってから、スーパーでセロリを買うと、1本が98円でした。
エクス・アン・プロヴァンスでは、1株(8本~10本くらい) が3ユーロ(390円くらい)もしないのです。
野菜が新鮮な上に、値段も格安なのです。
そうそう、マルシェにはいろんな人が野菜を売っています。
自分の畑で採れた野菜を売っている人もいれば、業者さんが野菜を買い付けてマルシェで売る人もいたり・・・
お店によって、当たりはずれがあるのです。
私達は毎日マルシェに行っていましたから、4~5日も経つ頃にはトマトはどこが美味しいとか、セロリはここで買おうとか・・・
マルシェの中で、野菜や果物ごとに買うお店が決まっていました。
これも、ここでの暮らしの醍醐味です。
そうそう、日本で見たこともないトマトがマルシェで多く見かけられました。
まるで脳みそみたいなトマト!・・・ご存知ですか?
見かけはグロテスクですが、お味は最高!
しかし、何せお値段も一級品なのです。
私達は、この高級品のトマトを敬意を込めて “ザーマス トマト” と呼んでいました。
折角こちらで暮らすのですから、この1か月の間に美味しい食材を売っているお店探しに余念がありませんでした。
そのお蔭で、お肉ならこのお店、お魚ならこのお店・・・パンならここ!とか・・・
自分達のお気に入りのお店を、いくつも見つけました。
私達の暮らしのルールは何も決めていませんでした。
ただ、“ここでの暮らしを楽しむこと” そのこと以外は・・・
お互い食いしん坊ですから、毎回の食事にかける熱意は、もの凄いものがありました。
私は料理が大好きですから、この1か月、料理を担当しました。
エクス・アン・プロヴァンスは食材の宝庫ですから、料理が大好きな人にとっては毎日が天国です。
おまけに、アパルトマンの台所には調理器具がいっぱいあるでしょう!
最高に楽しませてもらいました。
yumiちゃんはというと、毎回の食事ごとのテーブルコーディネイトを担当してくれました。
毎回、どこから探してきたの?っていうものがテーブルに飾ってあって、驚かされることがしばしば!
毎回、食事が楽しくって!
この分担も、別に話しあったわけでもなく、自然とそうなったわけです。
あんなに朝からモリモリ食べたのに、日本に帰ってみると・・・なんと・・・二人とも1キロ体重が減っていたのには驚きました。
追記
私は、旅行中便秘するのですが、この度は全く便秘しませんでした。(お見苦しい話しで、失礼します。)
ある日、yumiちゃんが 「もしや?・・・“ペリエと便秘” で調べてみて?」 というので早速インターネットで調べてみました。
何と、そこにはペリエを飲むと便秘が解消されると書いてあったのです。
そういえば・・・私は、こちらに来てからというもの、ペリエをよく飲んでいました。
あまりにも私が快腸なものですから、私しか飲んでいなかったペリエが原因かしら?
と彼女は、こう思ったそうです。
もともと炭酸が苦手だったyumiちゃんは、それ以来、負けじとペリエを飲むようになりました。
お蔭で二人とも快腸で、毎回の食事をそれは美味しくいただくことが出来ました。
余談ですが、帰りの飛行機の席でお隣だった方は、モンペリエで暮らしていらっしゃる日本の方でした。
彼女は、ペリエの工場にも行ったことがあるとおっしゃって、ペリエのお話しをいろいろ教えていただきました。
ペリエは天然の炭酸水なのだそうです。
今まで、人口的に炭酸を入れているのかと思っていましたから、びっくりしました。
緑色のペットボトルに入っているペリエと、水色のペットボトルに入っているペリエがあるそうで、水色のほうは微炭酸なのだそうです。
もしかしたら・・・私達の体重が減っていたのも、食事の取り方とペリエのお蔭かも??
場所が変わると便秘される方・・・とにかくペリエはおすすめですよ!