“旅情” という映画、ご存じですか?
1955年に公開された映画です。
私が、まだ生まれる前に出来た映画ですが、初めてこの映画を見たのが小学校の5年生くらいだったでしょうか・・・
この映画の主役が、今日ご紹介する、キャサリン・ヘップバーンでした。
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この映画のラストが、なんとも切なくて・・・悲しくて・・・今でも、その時の切なかった感情を思い出す事ができるくらい。
ストーリーをざっとお話しするとね・・・アメリカで秘書をしている独身の38歳のジェーンは、長期休暇を取って、長年の夢を叶えます。
その夢とは、ヨーロッパ旅行でした。
ロンドン、パリを観光後、オリエント急行に乗って、旅の最終目的地のヴェネツィアを訪れます。
そこで、一人のイタリア人の男性に出会います。
二人は互いに惹かれあうのですが・・・男性は、すでに結婚していたの。
彼への思いを断ち切るようにして、列車に飛び乗るジェーンの姿に、切なさが込み上げてきました。
クラッシック映画が素敵なのは、どこまでもロマンチックで、ゴージャスで、余韻を味わうことができるから。
この映画を見てからというもの、すっかり彼女のファンになりました。
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彼女は、ハリウッド映画の創成期である、1930年代から、黄金期の1940年代、そしてその後もトップ女優としてあり続けた、大女優です。
その当時、女性らしさを求められていた時代でしたが、当時としては珍しいパンツスタイルのファッションでした。
彼女のパンツスタイルが、本当に似合っていてね。
粋で、凛として、颯爽としていてね。
今でいう、ハンサムウーマンっていう感じ。
大スターであるにもかかわらず、着飾る事を好まない、そして、男性に寄りかからない、自立した女性・・・キャサリン・ヘップバーン。
彼女のファッションが、彼女の生き方を表しているようです。
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強いまなざしの奥の、優しさ。
自分のスタイルを貫きとおした、芯のある大人の女性。
永遠の憧れ・・・キャサリン・ヘップバーン。