毎月月初めの土曜日と日曜日に開催される、アレッツォの蚤の市。
今回の旅の最大の目的の一つは、アレッツォに行くこと!
日本にいる時から、アレッツォまでの行き方を調べていたのですが・・・
またまた事件発生!
本来なら、9時09分発のローマ行きのインターシティーに乗るはずでした。
しかし、「アレッツォに行くには各駅停車の鈍行列車に乗りなさい。」と誰に聞いてもこれしか言われません。
“そんなわけないよね! 絶対にあのローマ行きの列車に違いない!” と思っていても、ローマ行きの列車は、9時08分発・・・
1分違いだけど・・・さぁ・・・どうする???
ここまで来て、ローマまでいったら嫌だし、時間はたっぷりあるし!
ということで、鈍行列車に揺られてのんびり行く事にしました。
こちらが、サンタ・マリア・ノッベラ駅構内。
こちらの自動券売機でチケットを買います。
駅員さんが親切丁寧に買い方を教えてくださいますから、心配ご無用ですよ。
日本のように改札口はありませんから、チケットを買ったらそのまま列車に乗る事ができます。
が・・・一つ忘れてはいけない事があります。
フランスやオランダ、ベルギーなんどにはこのシステムは無かったと思うのですが・・・
ここイタリアでは、列車に乗る前に切符に日付を刻印しなければいけません。
各列車のホームには、緑のタマゴ型をした30センチくらいの日付刻印機が設置されています。
これに自らが切符を通して、日付を刻印します。
もし、これを忘れてしまうと不正乗車とみなされてしまう恐れがあるとのこと。
どうか、お気をつけて!
アレッツォの鈍行列車は、2階建ての列車です。
想像していたよりも、綺麗で快適でした。
これから、1時間30分かけての小旅行。
絵になる景色が広がります。
おとぎ話に出てくるような、森の風景。
突然、山の中にポツンと民家が・・・
それにしても、なんと雰囲気のある風景なの!
行っても、行っても、緑・緑・緑。
こんなに自然豊かなイタリア。
この国の国力を感じます。
たまに、こんな小さな街がありますが・・・
やっぱり、すぐにこんな風に自然が広がります。
写りが悪くてごめんなさい。
線路の脇には、川が流れているのがわかりますか?
山・森・林・川・・・
この列車に乗っているだけで、すべて見ることができるのです。
インターシティーなら46分で行けるものを、1時間30分かけてのんびり列車旅は大正解!
時間がたっぷりあるって、本当に素敵!
だって、思ってもみなかった事に出くわすことができるんですもの!
豊かな自然を満喫しつつ、アレッツォ駅に着いたのでした。
次回は、いよいよイタリア最大級のアレッツォの蚤の市をご紹介しますね。
お楽しみに・・・