今年の1月に、予期せぬ事が起きました。
夫の母が、布団の中で倒れていたんです。
脳梗塞でした。
夫の両親は、高齢ではありますが、夫婦でまだ生活ができるくらい元気でした。
それが、思いもかけず 、こんな急に母が倒れたものですから、私の気持ちは
すっかり動転していました。
とはいえ、元来、急な出来事に強い方なので、冷静に対処出来ていたつもりでした。
そうして、母が入院して1週間たった頃には、どうにか父も私も、落ち着いてきていました。
その頃、私の心に様々な感情が起き始めていました。
母のお見舞いに、父を連れて病院に行く日々。
そこは、老人病棟でしたから、いろいろな方を見るのです。
そんな毎日を過ごしていると、自分の心がどんどんと塞いでいくのを感じました。
そして、どこに当たっていいのかわからないイライラが、日々募ってきたんです。
そんな感情は、どこから起きてくるのか・・・
そんな毎日の感情の起伏に苛まれながら・・・。
そうして、だんだんと外へ出る気も起きなくなってきたのです。
本当なら、1月に福岡に行く予定でしたが、そんな訳で行けずにおりました。
そんな時、福岡にいる従妹が誘ってくれたんです。
「そろそろ落ち着いた? 福岡に遊びに来ない?」って。
気持ちを切り替えて、福岡に行くことにしました。
その日は、良く頑張っている自分へのご褒美の日と決めて。
そんな特別な日だからこそ、福岡のフレンチの名店、ジョルジュマルソーでランチすることにしたの。
こちらは、グルメの相棒、有美ちゃんのおすすめのお店でもあります。
この日は、5150円のコースで、プチ贅沢気分を味わいました。
契約農家さんのこだわりのお野菜が目にも鮮やか。
次に、どんなお料理が運ばれてくるのか、わくわくします。
有美ちゃん曰く、こちらのお店はお魚がそれはそれは美味しいらしいの。
事実、糸島産の鯛は、身が引き締まって、ぷりっぷり。
それに、素材の味が全面に出ていて、何とも上品な味付け。
お肉になると、今度は濃い味付けに変わります。
ワインで煮込んであるお肉は、とろっとろ。
絶品です!
濃い味のあとは、さっぱりとフルーツのデザートで・・・
ラストは、紅茶で本日のプチ贅沢ランチは終了です。
それは、それは、素晴らしいランチでした。
心は、すっかり充電完了。
心もお腹も、十分満たされました。
ジョルジュマルソーからちょっと歩けば、福岡城。
丁度、梅が咲いていた時期でしたから、梅見に出かけました。
お友達の祥子さんも言われていたけれど・・・歳を重ねる毎に、好きになる梅。
梅の木の風情も、毎年毎年、たまらなく愛しくなってきました。
福岡城をぐるりと歩いていると、ミモザが売られていたの。
春の訪れを知らせてくれるミモザの黄色い花は、元気をくれます。
昔から、大好きなお花です。
そして、今日の最後のシメに・・・
偶然見つけた素敵なお花屋さんに寄って、自分の為にブケを買いました。
自分をイメージして、ブケを作ってくれるよう、ちょっと贅沢なお願いをしたの。
自然の持つ力、特にお花の力って凄いですね!
このお花を見るだけで、うきうきしてくるんですもの!
こうして、たっぷりと自分にご褒美をあげて、また元の元気な自分を取り戻せたのでした。
こんな素晴らしい一日を共に過ごしてくれた、従妹に感謝です。